2017年12月06日

よく分からないものだけど、気になってしまう生の芸術・・・

 「アール・ブリュット」って言葉を聞いたことがありますか?
 ケーキ屋さんの名前ではないですよ。
 
 意味は「生の芸術」、意識して芸術作品を作るのではなく、普段の生活の中で普通に「書いていること・やっていること(パフォーマンスなど)」を芸術としていくものです。
 別名として、「アウトサイダー・アート」とも呼ばれています。

 例えば・・・
 本人が何気なく書いている文字の羅列や独特の絵の描き方があるとします。
 それを周りの人が見て、「単なるいつもの行動、変な絵の描き方、落書き」などと捉えているものを「何を書(描)いているか分からないけど、なんか面白くない?すごくない?」と見方を変え、それを世間に出して、「芸術」としていくことです。

 アール・ブリュットの先駆者として、「山下清画伯」が挙げられます。

 ヨーロッパでは、アール・ブリュット展が開催されるなど、世界的な規模で盛り上がってきています。

 岐阜県ではまだ知名度などが低く、アール・ブリュット作家を発掘中の段階です。
 (滋賀県は日本の拠点として、積極的な活動展開をしています)

 みなさんが普段何げなく見ているものを「芸術」という視点で一度見てもらうと、ひょっとしたら、身近な人の中から「芸術家」が生まれるかもしれませんね。


 もしお時間がありましたら、「岐阜県教育文化財団」のホームページを覗いてみてください。

 http://www.g-kyoubun.or.jp/jimk/plaza/gallery.html

2017年12月06日 18:03