2010年06月30日

父の日

血圧が高く、施設から電話が入る。食欲がないとのことだった。
父が食欲がないというのは、とても心配だった。
夕方施設に行くと食事をしていた。

いつもの場所にいなかった。捜した。
いつもなら、自分で食べている父が施設の人に食べさせてもらっていた。

一週間前は、元気だったのにどうして!・・・。昔の歌が流れていた。
施設の人に、私がやりますと言って替わってもらった。
「お父さん!食べないと元気が出ないよ!」と
言いながら父に1さじ1さじ口に入れる。
なぜか涙があふれてきた。

父は、一生懸命食べようとしてくれました。
周りを気にしながら、一番最後だった。

遅いことの嫌いな父、時間に厳しい父、
いつもきちんとした身なりの父、孫のお風呂はいつも父が、
孫娘はいつも父の背中で眠っていました。
子守が上手な父、
私たちのためにいつも助けてくれた父、ありがとう・・・。

今日は、父の日に服を買ってきましたが、それもわからなかった。
いつもなら、「ええやっちゃなあ~」といってくれるのに・・・。

だんだん忘れていってしまうのですか?お父さん・・・
よく娘と間違われましたね。お父さん・・・


父の日・・・じゃなくても、用事がなくても顔を見に行きませんか?


2010年06月30日 15:59