2013年04月30日

伝統と改革

 2ヵ月近く前になるが、歌舞伎を観た。
スーパー歌舞伎に慣れている私に、古典歌舞伎は難しい。
しかし、衣装や隈取、カツラといった細部にわたってきまりごとがあり、
これらがわかると、観ていてとてもおもしろい(イヤホンガイド頼りだが・・・)

 さて、この歌舞伎。
古くからのきまりごとによって演じられているが、時代時代で新しいものも取り
入れられている。それが今度は伝統となって受け継がれていく。
役によっては、それを最初に演じた役者に敬意を表し、その役者と同じところに
ホクロをつけたりもする。
きちんと伝統を守り、新しいものを取り入れていく姿勢があるから長く続くのだ。

これは、歌舞伎だけのことなのだろうか?

会社だってそうだ。昔があって今がある。今に至るには必ず過去があり理由がある。
守るものはきちんと守り、人に敬意を表し、そして変えるところは変えていく。
「前のことなど関係ない」とばかりに、突き進んでゆくのは、とても危険だ。

それは、人間関係においても・・・・・壊し屋を見極める目を持ちたい。

2013年04月30日 18:03